MeMe Design School 2015  授業風景

2015年度の授業の様子を、写真とともにダイジェストで振り返ります



デザインベーシックコース1 タイポグラフィとレイアウトの基礎|白井敬尚+中垣信夫+鈴木一誌[全6回]
2015年度は、第3回までの授業を、デザインベーシックコースとブックデザインコース合同で行い、基礎的なタイポグラフィ知識に関する講義を行いました。後半は実際に手を使い、文字のスペーシングやレイアウトの課題、講評を行いました。また、文字の平面構成を立体に起こしたときの視覚感覚を考える課題など、タイポグラフィに関する多岐に渡る課題を行いました。









デザインベーシックコース2 写真とアートディレクション|有山達也+川内倫子[全4回]
第1回から第3回の授業では、2人1組で、テーマに沿って各自が撮影した写真をお互いに構成してもらい、写真集を仕上げる課題が行われました。自分の撮影物の意図を相手に伝え、相手もそれを汲み取りながら、24ページの写真集を仕上げます。その経験を踏まえて、最終課題では「自分の血には何が流れているか」をテーマに、単独で自由に写真集を作成し、そのプレゼン発表、講評が行われました。









デザインベーシックコース3 言葉からデザインへ|山口信博+相子智恵[全3回]
俳人でもある山口先生と、相子先生を講師に、実際の句会の形式で俳句の作成、講評を行いました。俳句をつくる際の言葉の組み合わせ、自分のイメージと相手の解釈の違いなどを通して、デザイン作業にも重ね合わせられる考え方を養います。最終課題では、一つの句に一つの写真を各自で自由に選んで組み合わせ、一つの本の見開きを想定してデザインし、その発表、講評を行いました。









デザインベーシックコース4 色彩を生かす印刷の実践|古平正義+株式会社山田写真製版所[全4回]
初回に、古平先生の制作物や山田写真製版所で作られたポスターや書籍を元に、印刷・デザインの話がされました。課題は、金・銀・スミ・マットスミの4色を使用し、「東京」をテーマにB6サイズで自由にデザイン物を制作します。山田写真製版所で刷り出した色校を元に、それぞれの色をより効果的に表現するための講評を重ね、最終的には古平先生が表紙を制作した一つの冊子が完成しました。









デザインベーシックコース5 欧文と和文の関係性|イエン・ライナム+増子由紀[全3回]
初回ではイエン先生による、自身の経験に基づいた欧文タイポグラフィの講義が行われました。第2回、第3回授業では、イエン先生、増子先生が持参した、欧文、和文のさまざまな書体、大きさのコピーを使って、ポスターの制作、ロゴの制作、雑誌の見開きの制作などを行いました。グループ制作や個人制作を取り混ぜ、制限された時間の中でスピーディに手を動かします。欧文と和文の組み合わせを自由に楽しむ講義となりました。









デザインベーシックコース6 オブジェブックをつくろう|松田行正+米澤敬[全4回]
「怒濤のフレキシブル 暴走する文字」という共通のタイトルを設定し、書籍の形式をとった課題を制作しました。文字を書く行為について、自分に染み付いた手癖から離れた文字の表現方法を自由に発想し、それをデザイン物として落とし込みます。初回では、利き手じゃない方の手で書く、足で書くなど、さまざまな手法を各自実験・実践し、コンセプト発表、米澤先生による編集講義の回を経て、最終授業では課題の発表、講評が行われました。











デザインベーシックコース7 祖父江流 イメージの奇想天外|祖父江慎[全2回]
公開授業となった第1回講義では、祖父江先生の普段のデザインに対する考え方や、開発した書体などの講義が行われました。また2回目には現在開催中の祖父江先生のブックデザイン展の会場を訪れ、祖父江先生の解説を元に、展覧会の見学を行いました。











ブックデザインコース1 タイポグラフィをマスターする|鈴木一誌+白井敬尚+中垣信夫[全6回]
タイポグラフィとその基盤となるグリッドシステムを学ぶ授業です。身近なもののグリッドを割り出す試みから、切り貼りで行う広告、書籍などのレイアウト演習まで、即興的に行う小さなワークショップの数々を通して、体感的にレイアウトの感覚を身につけていきました。









ブックデザインコース2 イメージの幅を広げる|名久井直子[全4回]
青山ブックスクールのイラストレーション塾「青山塾」の生徒の方にご協力いただき、実際にイラストを発注して装丁する課題を行いました。作家の長嶋有さんと松田青子さんによる短編小説を題材とし、イラストレーターとのやりとりなど、実際の仕事の流れに近い形での制作環境で装丁を仕上げます。発表、講評の後には、それぞれの制作物を一つにまとめた冊子の制作も行いました。











ブックデザインコース3 デザインを知る、デザインを書く|室賀清徳[全3回]
自らの思考や感覚を言語化することを通じて、デザイナーが自分の頭で考え、行動していくための基礎体力を養うことを目標とする授業です。『アイデア』編集長の室賀先生によるデザイン概史のレクチャーを踏まえ、各自が特定の書物のデザインを題材に論評し、プレゼンテーションを行いました。









ブックデザインコース4 ウレシイ編修、タノシイ設計|?良多平吉[全5回]
北園克衛『圓錐詩集』を題材として、受講生それぞれの視点で詩を読み解き、最終的に詩集の冊子を作成する課題を行いました。毎回の授業で経過を発表し、ブラッシュアップを重ね、最終日には、紀伊国屋書店新宿本店で課題の発表会が行われました。 また、並行して、一つの本の世界観をA1のポスターに表現する課題制作も行われました。











ブックデザインコース5 電子書籍とペーパー本|松本弦人[全4回]
「判型をデザインする」をテーマに、一つのメモパッドを制作する課題を行いました。A4、B5などの規定の判型に捉われず、自ら設定した用途に沿った判型を、製本道具を使用しながら体感的に探っていきます。また用紙、厚さの選択とともに、用紙の取り都合による原価も考慮し、最終的には束見本を発注して完成まで仕上げました。









ブックデザインコース6 ブックデザインの魅力|鈴木成一[全4回]
初回授業では鈴木先生のこれまでの作品を元に、装丁の考え方などの講義が行われました。課題では、鈴木先生が以前に装丁をした文芸作品を題材に、装丁を制作します。判型、イラストや写真の使用など自由に設定し、最終授業ではその講評が行われました。









共通講座1 印刷の知識|凸版印刷株式会社
この講座では、凸版印刷株式会社の工場に訪れ、印刷の基本的な仕組みから、オフセット・グラビア・活版各方式の特徴まで、レクチャーと見学で立体的に学びました。 また、印刷博物館で開催されていたグラフィックトライアルを訪れ、実際に担当されたプリンティングディレクターの方のお話を交えた見学会を行いました。









共通講座2 文字と映像の可能性|大原大次郎+井口皓太
タイポグラフィを効果的に使用した音楽プロモーションビデオを作成したお二人の、実際の経験談や制作の際の考え方、今後の仕事のことなどを伺いました。





共通講座3 デザイナーの社会学|加藤賢策+門林岳史
メディアに関する斬新な理論を唱えたマーシャル・マクルーハンの考え方を元に、現在の多岐に渡るメディア環境の捉え方など、意見を交わす場となりました。





共通講座4 かたちと身振り|向井周太郎
宇宙と生命の生成リズム、生命の誕生、模倣としての生命の再生プロセスが秘められている「身振り」。この講義では、「デザインを"生知としての根源"から考える」をテーマに講義が行われました。「向井周太郎 世界プロセスとしての身振り」展や、コンクリート・ポエトリーについて、またドイツのフュンフェルト市で行われた町中でのコンクリート・ポエトリーの展示など、さまざまな事例を取り上げ、レクチャーが行われました。







共通講座5 マイスターの製本講座|松岳社 株式会社 青木製本所
文庫本、新書から辞典まで、高品質な製本技術を持つ松岳社(株)青木製本所を見学する課外授業です。代表の方の説明をもとに、実際の製本工程の現場を、間近でみることができまました。







公開シンポジウム 文体とデザインのはざま|山本貴光+寄藤文平
著書「文体の科学」で、文体とその表現形式の幅広い探求を行った山本さんと、グラフィックデザイナーの寄藤さんによる、グラフィックデザインの今後を考え直すシンポジウムを開催しました。細分化したグラフィックデザイン表現のこれからの可能性を見出す上で、昨今のコミュニケーション、教育の手法などを紹介するとともに、感覚やセンス重視のデザイン構成に統計的分析の考え方を取り込むなど、お二人による刺激的なトークが展開され、好評をいただいたシンポジウムです。このシンポジウムの詳細は、「アイデア 372号」(誠文堂新光社)に掲載されています。
























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