2018年度カリキュラム:ブックデザインコース

ミームデザイン学校 ブックデザインコース 2018年度のカリキュラムをお知らせします。
尚、入学申込の受付は1月下旬より開始します。

デザインベーシックコースのカリキュラムはこちらをご覧ください。


ブックデザインコース
エディトリアルデザインをベースに、幅広い領域に応用できるグラフィックデザインの技術を培うコースです。
ブックデザインの第一線で活躍するデザイナーや編集者がきめ細かく指導します。
「知の容れもの」の設計技術としてブックデザインを捉え直し、
時代の変化に左右されない本質的な力を身につけることを目指します。


◉コース詳細
受講定員:20名
授業期間:2018年4月-2019年2月
授業時間:土曜日12:30-15:30
授業会場:青山ブックセンター本店 (青山ブックスクール)
受講料:¥267,000[税別](共通講座受講料を含む)


◉ブックデザインコース 2018年度カリキュラム

1 白井敬尚+鈴木一誌 「タイポグラフィとレイアウトの基礎」 全5回
タイポグラフィはあらゆるデザインの基盤です。カリキュラムの最初に行うこの講座では、
デザインに携わる人が知っておきたい、文字とレイアウトの基本を身につけることを目指します。
独自のタイポグラフィ哲学に基づいたデザインを実践する白井敬尚さんと鈴木一誌さんを迎え、
初歩的な誌面構成のトレーニングから、グリッドを用いたレイアウトや文字のスペーシングの実習まで、
講師それぞれの方法論の紹介を交えて学びます。


2 山口信博 「山口方眼子句集の装丁デザイン」 全4回
グラフィック・デザイナー山口信博は、俳句結社「澤」同人である。
俳号を方眼子と称し、別人格として二十五年に亘り俳句を詠んできた。
その二十五年間に詠んだ約800句を408ページ全頁活版印刷でA5版正寸法に編んだものが、
『かなかなの七七四十九日かな』山口方眼子句集である。
この教室では、まず句会で俳句を詠むことから始め、俳句の韻文性や「座」というものを深く経験してもらうつもりだ。
学生には、糸で綴っただけの裸形の状態の本文をわたし、表紙及びカバーと帯をデザインし、
私家版だったものを商業性を持った本に仕立て直してもらう予定である。[山口信博]


3 室賀清徳 「デザインを知る、デザインを書く」 全3回
自らの思考や感覚を言語化することは、デザインにとって本質的な行為です。
また、自分の行っているデザインがどのように社会や歴史的に規定されているのか、
感覚やセンスを離れて捉える知が必要とされています。
〈デザインについて書く〉ことを通じて、デザイナーが自分の頭で考え、行動していくための基礎体力を養います。
[室賀清徳]


4 菊地敦己 「場としての本を考える」 全4回
「〇〇空間としての本」などと言われることがあるように、本には場としての意味合いがあります。
また、形式によって持つ時間性もちがいます。
ではいま、どんな時間性を持った場があったら楽しいでしょうか。
これまでの事例を点検しつつ、新しいかたちを探ってみたいと思います。[菊地敦己]


5 鈴木成一 「ブックデザインの魅力」 全4回
より多くの人を惹きつけるブックデザインとは何か。
その手法としての判型、製本、ヴィジュアル、タイポグラフィ、用紙、印刷、加工等について、課題テキストを通して学びます。
課題は未定ですが、可能であれば進行中の企画を充てることによって、
より実践的な装丁の現場の体験を目的としたいと考えます。[鈴木成一]


6 松田行正 「新ブックデザイン考 牛若丸の本を作ろう」 全4回
自身の出版レーベル「牛若丸」から、こだわりが光る書籍を世に送り続ける松田行正さん。
この講座では、松田さん独自の視点によるブックデザイン史をひもときつつ、「牛若丸」流の本づくりに取り組みます。
コンセプトメイクや造本設計などのデザイン的な作業のみならず、
編集、原価計算、流通など、本づくりの全体を学ぶことで、
書籍出版というフォーマットにおいて自身のアイデアを具現化する術を身につけます。


ブックデザインコース受講生は、上記に加え、下記4回の共通講座を受講できます。


共通講座
デザインベーシックコースとブックデザインコースの受講生が共通して受講できる、
オプショナルな講座です.
※当校修了生(特別講座修了生は除く)も無料で受講できます.


◉2018年度 共通講座カリキュラム
1 原研哉 「遊動の時代―デザインの未来」  全1回
中国の経済が活性し、人工知能が産業の状況を変え、
地球の上を移動する人々の数が加速度的に増加する中、
デザインの役割はどう変わって行くのでしょうか。
これからのデザインの資源は何か、
そしてデザインはどこで力を発揮するのでしょう。
それらに向き合い、未来を展望する遊動の時代のデザインについて語ります。[原研哉]


2 大原大次郎 「曲の線」  全1回
物理学者の湯川秀樹は著作「自然と人間」の中で、
《自然は曲線を創り人間は直線を創る。》と記している。
曲線に満ちた自然界で、最初に直線を引いたのは誰だろう。
今回の演習では、シンプルな素材を使い、
重力と会話しながらモビールでタイポグラフィを制作します。
線をかく・ひくという運動としての線、そこから立ち上がる視覚的な線、
そして動線やタイムラインのような概念的な線。
この演習では、手を動かしながら「線」について、
また環境が造形に与える影響について考えていきます。[大原大次郎]


3 山本貴光 「インターフェイスを考える―「あいだ」でなにが起きている?」  全1回
モノとそれを使う私たちのあいだでは、いったいなにが起きているのでしょうか。
例えば、本を手にとって読むとき、そこではなにが生じているのでしょうか。
書棚を見て本を手にとる。
ページを繰って、表紙から扉や目次を経て本文にたどりつく。
余白に囲まれた文字を目にする。
このとき本のデザインは、その内容を伝える媒(メディウム)として、
私たちの知覚や記憶や思考や意欲や情緒に影響を及ぼしているはずです。
では、そこではいったいなにが生じているのでしょうか。
モノと私たちのあいだ、インターフェイスで生じていることをご一緒に観察・検討してみましょう。[山本貴光]


4 佐藤卓 「「分からなさ」を分かること。」  全1回
人はどのようなものに興味を抱くのか?
それは実は「分からない」部分なのです。
これはデザイナーも少し分かっていた方がいい。
分からせることを重要視する現代社会に対して、
これは真逆の捉え方になるのでしょう。
今回は、禅問答のようなこの考え方で実践してきた
様々な仕事のお話をしてみたいと思います。[佐藤卓]


※各講座の内容、講師は予告なく変更となる場合があります。

※原研哉講師の講義は、平日に実施します。


入学をご検討中の方へ
◉2/3(土)に公開授業および開講前シンポジウムを青山ブックセンターにて行います。
詳細はこちらをご覧ください。

◉授業見学および代表・中垣による入学相談を随時受け付けています。

ご希望の方は、お電話またはメールにてお申し込みください。

ミームデザイン学校事務局

03-5350-2801/ office@memedesign.org (受付時間 平日12:00-20:00)


2017年度の今後の授業スケジュールはこちらに記載しています。
2017年度のカリキュラムは学校案内をご覧ください。


◉ミームデザイン学校のFacebookページTwitterでは最新の授業の様子を発信しています。
ぜひ併せてご覧ください。


















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