【2019年度カリキュラム】ブックデザインコース

ミームデザイン学校ブックデザインコース 2019年度のカリキュラムについてお知らせします。
なお、入学申込の受付は1月下旬より開始します。

[2019.1.28]佐藤卓氏の授業タイトル、授業概要を更新しました。
[2019.1.25]共通講座:山本貴光氏、葛西薫氏の授業タイトル、授業概要を更新しました。
[2019.1.24]共通講座講師陣に佐藤卓氏が加わりました。
[2019.1.23]カリキュラム、授業概要を掲載しました。

【ブックデザインコース】
エディトリアルデザインをベースに、幅広い領域に応用できるグラフィックデザインの技術を培うコースです。
ブックデザインの第一線で活躍するデザイナーや編集者がきめ細かく指導します。
「知の容れもの」の設計技術としてブックデザインを捉え直し、
時代の変化に左右されない本質的な力を身につけることを目指します。

◉コース概要
受講定員:20名
授業期間:2019年4月〜2020年2月
授業時間:土曜日12:30〜15:30
授業会場:青山ブックセンター本店 (青山ブックスクール)
受講料:¥267,000[税別](共通講座受講料を含む)


◉ブックデザインコース 2019年度講師陣
1 白井敬尚 「タイポグラフィとレイアウトの基礎」  全3回
カリキュラムの最初に行うこの講座では、デザインに携わる人が知っておきたい、
文字とレイアウトの基本を身につけることを目指します。
確固たるタイポグラフィ哲学に基づいたデザインを実践する白井敬尚さんを講師に迎え、
初歩的な誌面構成のトレーニングから、グリッドを用いたレイアウトの実習まで、
様々な方法論の紹介を交えて学びます。


2 鈴木一誌 「タイポグラフィとグリッドシステム」 全4回
装丁(装幀)が本の外側のデザインを指すのに対し、
ブックデザインは本文をふくめた書物全体のデザインを意味します。
本文は「ページネーション」によって、具現化されます。
外まわりの装丁も、ページネーションを構成する一部と考えます。
ページネーションで文字面を紙面のどこに置くか、
ここに「プロポーション」という視点を導入し、グリッド・システムにまで進みます。
もうひとつ大事なのは「粗い目盛りから始める」です。
グリッド・システムも粗い目盛りのひとつで、
より細かい目盛りへのプロセスをたどることで、目盛りが〈自分の物差し〉になっていきます。
自分の物差しとしての文字と書体、組版ルール、タイポグラフィ、
本文設計=フォーマットづくりを考えます。[鈴木一誌]


3 美篶堂・上島明子 「美篶堂の製本講座」 全1回
一冊の書籍には、一枚の紙を折り畳み、それを重ね、
その束をどのような製本にすべきかという大事な作業があります。
その製本技術の基礎を上島明子氏が解き明かします。
さらに、時間が許せば、「軽やかな冊子作り」体験もしてみたいと思います。


4 株式会社 竹尾 「クリエイティブにおける紙」  全1回
クリエイティブにおいて欠かせない素材、紙。
この講座では、紙の歴史や原料、製法に関する解説と、
紙とデザインのマッチングの事例をご紹介します。
ファインペーパーの感性的な側面だけでなく、物理的特性や環境面、
印刷・加工技術を通しての紙選びについてお話します。
神保町に構える紙のショールーム「見本帖本店」にて、
約300銘柄のファインペーパーに実際に触れながらのレクチャーを予定しています。


5 菊地敦己 「場としての本を考える」  全4回
「〇〇空間としての本」などと言われることがあるように、本には場としての意味合いがあります。
また、形式によって持つ時間性もちがいます。
ではいま、どんな時間性を持った場があったら楽しいでしょうか。
これまでの事例を点検しつつ、新しいかたちを探ってみたいと思います。 [菊地敦己]


6 秋山伸 「世界のなかの小さな本 〈artist's book〉」 全4回
今日のインターネットや電子書籍に見られる紙離れの動きに逆行するかのように、
アーティストや本好きの人たちが自分の手で小部数作り、身近なネットワークで販売する、
リトルプレス/マイクロ・パブリッシングへの感心が近年高まっています。
無数の小さな創作活動が紙に転写され、手から手へ広がって行く姿、
それはもしかしたら、未来に本が生き残るための一つのモデルなのかもしれません。
この授業では、長年アーティストと共に本を作ってきた秋山伸さんと〈artist's book〉について考え、
販売までをも含めた構想と実制作に挑戦します。


7 有山達也 「デザインからアートディレクションまで 楽しくエディトリアル」 全4回
写真やイラストレーションを生かすアートディレクションで知られる有山達也さん。
これまでの講座では、受講生自身の取材による冊子制作を課題とし、実践型プログラムを展開しました。
誌面を構成する素材の選び方、それらをまとめあげる編集術、協働作業の進め方などを
現場体験を通じて学び、アートディレクターの仕事の全体像を考えていきます。
講義は、カメラマンや編集者など第一線で活躍する講師も交えて進めます。


8 中垣信夫 「本造りとは、こう言う物だ」  全2回
今日、本が、この世から滅びようとしています。
そして全ての情報が電子化され、冷たいガラス面に映し出された文字を人々は読む事になるのです。
この現象を、本を大切に思っている人々は許せるはずがありません。
一方、本造りのノウハウが伝わっていかなければ、
美しい本が生まれることもなくなってしまうでしょう。
魅力あふれる本物の造本とは何か、
私の経験と信念を、次代を担う皆さんに伝えたいと思っています。


8 祖父江慎 「祖父江流 イメージの奇想天外」  全2回
祖父江慎さんの発想の源にダイレクトに触れる「祖父江ワールド」全開の講座です。
乱丁を意図した製本、インクや紙材の意外な活用術......
常識を覆すアイデアに満ちた、祖父江さんのブックデザインの世界。
その奇想天外な発想はどこから来るのでしょうか。
「好きなもの」「嫌いなもの」を徹底的に考えたり、頭と身体を柔らかくして文字や線を描いたり。
自分のうちに眠るイメージの引き出しを探りあて、開放する方法を楽しく学びます。


【共通講座】
デザインベーシックコースとブックデザインコースの受講生が共通して受講できる、
オプショナルな講座です。
当校を修了された方は、修了後も毎年の共通講座を無料で受講できます。

◉共通講座 2019年度講師陣
1 葛西薫 「表現と表記」 全1回
本来、アートディレクションの目的は、作り手の個性を表現するものではなく、
伝えるべきことを的確に相手に伝える、ということだろう。
しかし、そこには作り手の論理と、個人だけが持つ感性が関わらざるを得ない。
作り手の個性が勝ちすぎると伝えるべきことが伝わらない。
しかしただ伝えるだけならコミュニケーションに潤いがない。
そのあたりの表現の機微を、実例を見ながらともに考えたいと思います。

2 山本貴光 「マルジナリアから考える」 全1回
本にはいろいろな使い方があります。
「読む」のはその代表例ですが、同時に「書く」という使い方もありますね。
本への書き込みを、英語でマルジナリア(marginalia)と言います。
読みながら脳裏に思い浮かぶことを本の余白にメモするわけです。
この講座では、古今東西の本への書き込みの実例を見ながら、
本という道具を使って人がこれまで何をしてきたのかについて考えてみます。
それはそのまま本のデザインについて考えることにもなるはずです。
また、デジタル環境でできることとも比較してみましょう。

3 佐藤卓 「勝手のススメ」 全1回
仕事は、基本的に依頼があって始まるものですが、
私の場合は、実は自分から勝手に始めた事が多くあり、
それがその後、様々な仕事に展開してきました。
この度は、私が勝手にやった事をまとめてお見せし、
それがどのように発展してきたのかを
具体的に紹介したいと思います。

4 中垣信夫 「私の体験したデザイン論」 全1回
私は1964年、東京オリンピックの時にはすでに杉浦康平先生の弟子になっていた。
だからもう50年以上の歳月、デザインの仕事を生業としてきたことになる。
そして、これほど世の中が変わるとは思いもしなかった。
50年前から今日まで、私が体験してきたデザインと世の中の変化、
そしてその体験から得た私の知恵の「遺言」。

5 福永紙工株式会社 「印刷、加工の知識」 全1回
昨今注目されている、特色、厚紙印刷や抜き・折り加工。
この講座では、そのような印刷から加工を一貫して製造する
福永紙工株式会社の工場を訪れ、印刷・加工の現場を体験します。
デザイナーとの協働による「かみの工作所」プロジェクトの立ち上げなど、
精力的な活動を行う印刷現場の最新動向をつかみます。

6 松岳社 株式会社青木製本所 「製本工程の現場」 全1回
この講座では,、文庫本,新書から辞典まで、高品質な製本技術を持つ
松岳社青木製本所の製本工場見学をレクチャーを交えて行います。
安価で均一な仕様の書籍が増える一方、丁寧で繊細な製本の書籍に注目が集まっています。
また、電子書籍媒体の普及につれ、紙の本の物質的な魅力が見直されてきています。
先人が培った美しい本づくりの技術について学び、造本表現の可能性を探ります。

※デザインベーシックコースのカリキュラムはこちらをご覧ください。


入学をご検討中の方へ
2/2(土)に公開授業および学校説明会を青山ブックセンター本店にて行います。
詳細はこちらをご覧ください。

◉授業見学および代表・中垣による入学相談を随時受け付けています。

ご希望の方は、お電話またはメールにてお申し込みください。

今年度(2018年度)の今後の授業スケジュールはこちらに記載しています。
2018年度のカリキュラムは学校案内をご覧ください。


ミームデザイン学校事務局

03-5350-2801/ office@memedesign.org (受付時間 平日12:00〜20:00)




◉ミームデザイン学校のFacebookページTwitterでは最新の授業の様子を発信しています。
ぜひ併せてご覧ください。


















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