講師の岩井俊雄さんは、メディアアーティストとしての作品や「TENORI-ON」などの商品開発で知られるとともに、近年は、ベストセラーの絵本「100かいだてのいえ」により、新たな層のファンを獲得し続けています。先端技術を駆使したアート作品やプロダクトと、子供たちに人気の絵本。同じ作者から生まれたとは思えないほどの振り幅を持っているかのようですが、すべての作品は、同じ考え方に基づいて創り出されているといいます。
それは、対象の本質にどれだけさかのぼれるか、そして自分自身の根源にどれだけさかのぼれるかを、発想の根本に据えているということ。対象の本質にさかのぼれば新しいアイディアが生まれ、アイディアが記憶や体験に結びついていれば、独創的で強いものになる可能性がある......。このことは、狭義的なデザインに留まらず、あらゆる創造的行為に通じる、考え方のエッセンスといえるかもしれません。
講座では、ジグソーパズルを生産・販売する株式会社やのまん代表取締役社長、矢野成一さんを共同講師としてお招きし、新しい発想によるジグソーパズルの制作に取り組みました。
岩井さんは、2Dでありながら、手で触れて組み上げていくジグソーパズルには、2Dの制作物(=グラフィックデザイン)にさまざまな角度からアプローチして作り上げていくデザイン作業との共通点があるといいます。あまりにもおなじみの玩具であるジグソーパズル。その魅力の本質はどこにあるのか、自分自身の根源的な興味・嗜好をひもときながら再発見していきます。
日時|2011年5月28日〜6月25日(全4回)
会場|カルチャーサロン青山
講師|岩井俊雄+株式会社やのまん 矢野成一 >>> 講師プロフィール
MeMe Design School 2011

