公開シンポジウムレポート
ミームデザイン学校 開校記念公開講座
日時| 2008年2月23日(土)18:00〜20:00
会場|  青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
主催|  ミームデザイン学校事務局
講師|  有山達也[デザイナー]
井口典夫[青山学院大学社学連携研究センター所長・教授]
勝井三雄[デザイナー]
左合ひとみ[デザイナー]
佐藤隆夫[東京大学大学院人文社会系研究科・情報学府教授]
鈴木一誌[デザイナー]
中垣信夫[デザイナー/ミームデザイン学校発起人]
松田行正[デザイナー]
山口信博[デザイナー]ほか 50音順敬称略
ほか 50音順敬称略



参加者の皆様の御感想


コミュニテイ性に大変面白さを感じました。私の夢として様々な分野の人が集まっては流れていく、自分の分野にいながら、ときに他と混ざり合ってみることができるような場を作っていきたいと思っているためです。そのモデルケースとして、ミームにぜひ関わってみたいと思っています。(デザイン会社・事業統括)

講師陣の中で、考え方や方向性をもう少しまとめるべきでは?と思った。後半に開催される講師のペアが今日初対面というペアがいるのはどうかと。話しが壮大すぎて、ぼうっとなった。(デザイン系の学生)

ミームデザイン学校が、受講生に対して何を与えるか? またデザインについてどの様な考えでおられるのか?という事はよくわかりました。ただ講師の皆さんの「社会をデザイン的によくしていくため」に、ミームは何をしていくのか、またどう働きかけていくのかという共通認識が見えませんでした。(建築士)

パソコンが普及して、特にデザインの知識がなくてもレイアウトや書体などの事を一般の人々が話題にする時代になりました。そういった中でプロとして何ができるか、デザイナーだけの中での教育や研究には限界があるとは思いました。今後、優秀なデザイナーは全くの異分野から出てくるかもしれないとも思いました。ミームのような、デザイナーと他分野の専門家が一緒に行う授業は興味深いです。(デザイナー)

表面的なことだけでなく、講師の方々の本音を聞くことができたことでミームデザイン学校が信頼できる学校だということが証明された気がしました。(デザイナー)

中垣先生が給料が上がると言うお話をなさってましたが、今はお金になる技術より未来に進むべき「先」や「目標」みたいなものが見えるようになりたいと感じました。(デザイナー)

発展途上のなにが起きるかわからない、おもしろさを秘めた学校なのだと思いました。色々な考えや人、分野と出会う学校なのかとも思いました。(デザイナー)

デザインの精神は社会とのつながりというマクロなものから、紙面のレイアウトや文字ヅメなどミクロなものまで色んなレベルで宿るのかなと、お話を聞いていて思いました。またその両方のレベルで授業があるといいなと思いました。(デザイナー)

松田さんの表参道のタバコの吸い殻を拾うお話にはとても共感しました。(デザイナー)

講師の中にはお年を召された方も結構多いので、回顧主義的な物を教える学校だと思っていましたが、こうした閉塞感がなんとなくある現在と、これからの未来を見据えた学校という印象が不思議としました。(学生)

前々からシンポジウムに参加していましたが、お話を聞いて今回は少し具体的になってきたような気がしました。なんとなく形になってきたようなのでこれからが楽しみです。(デザイナー)

お話を伺っていて、ピンとこないことも多かった。その価値観の中に入れないという感覚がありました。先生と生徒という関係の中で、32人が何かを伝えあえるようになるまで(ピントがあうまで)ちょっと時間がかかるような気がしました。(デザイナー)

ミームについてもやもや〜っと理解できました。中垣先生の「MeMeの目的(理想)」のお話に感動しました。少し泣きそうになりました。(学生)

「技術が向上する、デザインの精神を受け継ぐ一体どちらに重きをおくのか」「具体的に何をするのか」などの議論がありましたが、どんな内容でも良いと思います。デザインと世の中について、トップデザイナーと考え合い、30対2で触れ合えるということ自体に価値があると思いました。(学生)

もう一度、デザインの世界に入ってゆこうか迷っている為、お話だけ聞きにきました。発起人さんの強い想いが伝わってきました。ただ、どの様な学校(授業)になり、何を自分が得られるかという所が、漠然としかまだつかめません。来年度にもう一回考えてみたいという気持ちもあります。でも、何か人生にとっていい体験になりそうな予感がしました。(その他)

非常にスリリングな現在性/実験性を感じる。大学でもなく専門学校でもなく専門外の領域とも接合していく広義のデザイナー(Social Design)を追求していく。本質的に現代の「クリエイティブとは何か?」を問いかけており共感する。(編集者)

「本」に関するデザイン以外にも、世の中全てのことを対象にして欲しいです。自分は日本最大の投資信託販売場を担当し、金融の仕事をしております。今の日本の金融は法規制の影響もあり、視野が非常に狭くなっています。難解な金融におけるコミュニケーションのねじれをデザインの力で伝えることができるようにしたいです。可能ならミームでも扱って下さい。(金融関係)

プロのデザイナー志望ではないがデザインの勉強がしたい。左合さんの言われた「コミュニケーションのねじれを解消する医者」と仰られるデザイナーの方がいるというお話を聞きましたが、その部分での考え方を学びたい。それは編集のキャリアを継続するならば役に立つと想うから。(編集者)

はじめは技術的な現実にそくした実践的なテクニックを一方向で教えていただく、というイメージをもっていましたが、当然ながらどの学校でもそうですが受講者の能動的なアクションが必要であって個々人それぞれ違うものを講師の方々からどれだけ「盗める」のかということですよね。そしてそういった意味で井口さんのお話されたようなコミュニティとしてのミームに興味があります。なので「給料がUPする」「ハクがつく」といった考え方で少し方向性が見えなかったことも確かです。(デザイナー)

デザイナー(デザイン)を特殊な技能としてとらえるのではなく、デザイン(ものをつくる)思想について技術者(デザイナー)以外にも門戸をひろげたら良いと思います。(デザイナー)

現代の日本のリカレント教育が、非常に狭い範囲で「技術」と「資格」に傾倒している中で、この試みは大変興味深い物がある。ただし逆から見れば、今の日本の働く若者達が実態的には掴みずらい「理念」を含めて技術を学ぼうとするかは土壌、余裕といった面でも難しいとも思う。こうしたコミュニティ的な私塾は日本より海外(ドイツ、オランダ)の方が受け入れられ易いのではないかとも思う。(ライター)

「デザインの学校」というものが、美大とは別のところで作られるということで、その活動、動きにとてもおもしろく魅力を感じました。多ジャンルから「デザイン」を切りこんでいくということが、たしかに今後のデザインを変えていくのかなぁと感じました。お話の中でもありましたが、テクニックや技術は雑誌で読んだり実際に仕事の中で学べると思います。こういった美大とはちがったデザイン学校に求められるのは、デザインのそもそものあり方や可能性、集まった30人の考えるデザインが共有できる場であったらいいいのかなぁと感じました。デザインは日常的なもの、という話もありましたが、デザインに関心のある人だけでなく、万人の中に根付くものであってほしい。それが最後の社会性ということだとも思います。デザインを広く考える学校を、ぜひ期待しています。(学生)

井口典夫さんの「自分が自分であるコミュニティーの場」という言葉は響きました。(デザイナー)

松田さんの大学の授業でストレスがたまると云われてたのが印象に残りました。人に教えるのって大変ですよね。(デザイナー)

朗文堂さんの勉強会「オトル・アイヒァー:タイポグラファとホモ・ポリティクス」の講義で『頭、心、手の教育でなる全人教育』『自分のコミュニティに責任感を持つ』という言葉を聞きました。中垣信夫さんの言葉に同じ理念を感じました。(デザイナー)

鈴木一誌さんのコツとツボの言語化という話が印象に残りました。(デザイナー)

モノづくりの現場で活躍されている方々に触れる機会がこんなにあるミームデザイン学校はとても魅力的です。若い人々がいろいろな魅力と技術、姿勢を先生方からぬすんでいける場であるといいと思います。(その他)

中垣さんのお話が情熱的で大変刺激になりました。単なるカルチャースクールの延長ではなく、志の高いデザイン学校を目指していることがよく理解出来ました。デザインという思想、技術を通してより多様で幸福な社会を目指すコミュニティーであってほしいと思います。(特にバウハウスの関連した学校の在り方に興味があります)。(イラストレーター)

中垣さんが脱線してしまう事があったのが少し残念だったが、言いたい事は理解できたのと、これからやろうとしている事の意味と可能性を非常に感じた。参加する事で、今のデザイン観が非常に広がっていく予感がした。(デザイナー)

事務所の先輩ときました。今は、桑沢に通っているのですが、何か自分の為になるかなと思い説明会だけでもと思ってきました。とりあえず今の僕にはまだもったいない内容かなと思いました。しばらくして自分に自信がついたときに、まだ学校があれば入りたいと思います。(学生)

今回のお話で目指す所の事、また授業料の現実的なお話で、受講しようと思う人は減るかもしれませんが、私はそれでいいと感じました。今回のミームがやろうとしている事にかけられる人だけが集まるほうが始った時にある程度、共通の価値観を共有できると思うから。また、松田さんが言われていた生徒自身の差にも、そうした事を正直に言う事で、制限がかかるのではないかとも思った(技術面では難しいかもしれませんが)(デザイナー)

中垣さんのデザインに対する熱いおもいや、先生となっていただく方々のお話を伺い今まで仕事で培った経験を、どの様にして社会で活かしていくか見つめ直す為のチャンスだと思いました。授業内容については、どれも魅力的ですが、私は紙と印刷が好きなので左合さん+凸版さんの授業が特に興味があります。是非、受講したいです。(デザイナー)

いろんなジャンルの方がいて、たのしいことができそうです。

この公開講座の前に、朗文堂さん主催のオトル・アイヒァーについての講演を聞きにいっていました。中垣さんが公開講座の中で「自分の時代に対して責任を感じ、その責任を負おうとする若者に集まってもらいたい」とのお話があり似た様な事をおっしゃっているなと感じましたが、パンフレットを見ていると中垣さんが同じウルム造形大学にいて、アイヒァーさんのクラスにいた事を知り、大変驚きました。(デザイナー)
ミームデザイン学校事務局
東京都新宿区西新宿 4-31-3-1010 中垣デザイン事務所内 〒160-0023
TEL : 03-5350-2801 FAX : 03-5350-2688 office@memedesign.org

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